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活動報告書

90プラン」です。このマスタープランを見るだけで、私はワクワクしました。みなとみらいの開発当時、このマスタープランのポスターが販売されていて、学生だった私はそのポスターを買って、部屋に貼っていました。すばらしいポスターでした。そのポスターを見て「これが横浜の未来だ!」と実感しました。ポスターには、みなとみらいの軸や歩行者ネットワークの形成や、みなとに向かうスカイラインが描かれ、横浜のイメージが生み出されていました。それをみて、僕はこれからも横浜で活動していこうと思いました。開発が進むにつれ、マスタープランのイメージがだんだんと市民にも定着してきて、事業者も市民も一体となってその姿に向かっていこうと、都市づくりが進められてきたと思います。その歩みが今の横浜をつくった大きな役割だったと思います。国吉我々都市デザイナーは計画や考えを伝えることを重んじてきました。横浜の目標などを明確に掲げて達成に向かう・・・。大きな考え方をしっかり出して、個々のプロジェクトを理念のもとで展開させてきました。長い年月の中で「緑の軸線」は「開港シンボル軸」に発展し、汽車道や日本大通りのプロジェクトが誕生し、これらをつなぐ「開港の道」となり、さらに「ナショナルアートパーク構想」によって、「創造都市」という概念を加えた新たな展開を図りました。社会情勢や組織によって方針も変化しますが、大きな考えを持った上で各々に応じた結果、40年もの歳月を一貫して進めることができたと思います。小田嶋港北区の活動で横浜のアーバンデザインについて考えたことがあります。私は日本大通りや山手地区などのプロジェクトに関わるチャンスがありましたが、今は大きなプロジェクトやアーバンデザインなどに関わるチャンスが少なくなってきました。そのなかで都市デザイン室が蓄積したノウハウを生す方法を考えますと、国吉先生がペナンなどで横浜のアーバンデザインのノウハウを教示されているように、横浜のノウハウは他の地域でも生かせますので、都市デザインのノウハウを輸出することにも可能性を感じるのです。そのような「アーバンデザインのノウハウを伝えていく」という活動を進めながら、横浜から外に飛び出して活動の経験や実力を高めていくことができれば、互いの地域の相乗効果になるとも思います。 国吉先生が今、学生のみなさんにご教示され、そして富山をはじめとする各地での活動をされていらっしゃいます。このような活動にこそ、横浜のこれからの私たちのヒントがあるのかもしれません。