ブックタイトル活動報告書

ページ
85/148

このページは 活動報告書 の電子ブックに掲載されている85ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

活動報告書

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

活動報告書

83都市を自由な都市のプレゼンスを全体的にあげていくバランス感覚が上手で、このようなイベントも気軽にとりくみやすかったり、ある地域で合意をえずとも、そこまでの活動を目指さなくともやっていける距離感がある種の現代的であると思います。町工場のおじさんたちも工和会という地域の工場の組合の強い組織があります。そのような組織へ現代的なオープンにするヒントのように思います。それで成功するかは十年くらいみないとわかりませんが取り組みやすさや広がりやすさのポイントになっていると思います。鈴木 先ほどのEHD については1970年代くらいからヨーロッパの建築遺産に注目するようになって1975年がヨーロッパ建築遺産研修で、その背景にはアメリカに対するヨーロッパの地盤沈下と世界的拡大に対して? 自分たちのアイデンティティをどのように守るのかをスタートしているなかで、ヨーロッパという共同体を作るEUへ向けての動きと連動するように各文化の独自性のようなものが強調されるようになってきてそのような動きとパラレルに見ていく必要があると思いました。オープンハウスロンドンについてお聞きしたいのですが、イングリッシュヘリテイジなどの様々な歴史遺産を保全する流れがあるのですが、EHD の流れをくむ活動はないのでしょうか。なぜモダンを含めての活動なのですか。野原訪問してみてわかったのですがヨーロッパ中でEHD がありますがロンドンにはないのです。イングランド全体の統括する事務局はロンドンにあるのですがイングランド全体を網羅しているが、ロンドンにはないのです。ロンドンのオープンハウスの歴史をみると、1992年のオープンハウスのパンフレットには6 ページくらいの冊子に30施設の紹介や宣言もありました、二年後のパンフレットにはEHD のイベントだったようです。ヘリテイジズアライアンスに聞いてみたのですが、一緒にやりたいが統括するひとがうんと言わない。目的が違うというそうなのです。ヨーロッパ全体の文化をまもりたいのがEHD で、彼女は都市がもつアクティブな質やクリエイティブな質を高めることが重要なので、ヨーロッパとは何かという新しい建築でこれはヨーロッパに馴染まないとEHD の指摘に対して、彼女はそれは都市のプレゼンスに合わないという考えを持っていると思います。その意味で? ヨーロッパ全土の取組ではありますが、彼女の考え方は堅いところがあります。古いや新しいということが価値ではなく、まさに質なのです。しかしながらその質についても明確な答えは返ってこなかったのですが、彼女の考える質が非常に重要なことであるという考え方なのです。ただし92年の最初の宣言を見るとフランスに始まって、パンフレットにはヨーロピアンヘリテイジデイズの流れが書いてあるのですが、彼女は参考にしているのはヨーロピアンヘリテイジデイズなのですが、公開をしてきっちりと人々に広めていく市民に近づけていく、ことには賛同していて。それらを参考にして、次の時代を迎えるのにそれだけでいいのかと、ということを問いかけていると思います。鈴木イギリスではサッチャー政権の規制緩和後、政権が変わり、流れが変わり都市計画の方向性がかわったといわれています。もともとイギリスの都市計画は70年代から歴史的環境保全を積極的に取り入れています。ストラテジックビューなども積極的に取り入れてきました。ある時期から、現代的な開発も許容するルールもはいってきて、クールブルタニアという政策もあって、ノーマンフォスター氏が都市の在り方を提言していました。そこでは建築のリテラシーをあげて市民へ理解してもらおうという流れもあって、CABEという現代的な建築物の開発のアドバイスをする機関もあって、アドバイザリーという機能と同時に、建築教育活動を熱心にやってきた。それらとオープンハウスロンドンとの関連はあるでしょうか。野原推測なのですが、一つにはソントン氏の考え方が受け入れられる素地としてのCABEなどの活動があったり、イギリス自身が建物の在り方をといていくようなマニュアルをつくるようなガイドラインがあったり。教育活動があったり、レビューやチェックをしていくような国レベルでの活動があります。このような活動の素地によって市民が建築や街へ関心をもっているように見受けられます。例えばどこにどんな建物が建てられたのか、などの会話を市民がいつもしているのです。日本でも街への関心が高い人が多いと思いますが、国や自治の取り組みもあってまたCABEで発行される冊子のデザインも非常に優れていますので、力を入れて活動されているという背景であると思います。しかし、ソントン氏は民間で非営利ですので、政権に左右されずに活動ができているのではと思います。鈴木二日間で25万人もの動員数は、横浜トリエンナーレが数か月での動員数に比べても相当なものであると思います。これは都市や建築への市民の関心が高いことを実感しました。一方で横浜の市民も都市への関心はもっていると思うのですが、どんな建物が、どんな形で設計されているのかということまで関心をもたせるには、一部では住民もいない地域もありますので、市民が直接かかわらないような場での都市への関心を意識して我々などが都市や建築に対するアウトリーチ活動をもっとしなければならないのではと思ったのです。そのような中で横浜でオープンシティプロジェクトのようなものが成立できるのか、関内外OPEN などの活動も一部には実施されていますので可能性もあると思うのですがどのような形でやるべきか、ご意見をお聞かせいただけないでしょうか。野原ロンドンではガーキンの建物がどのような経緯で設計され、協議されてきたのか、多くの人々がしっていると思います。教会などとの景観への影響もあるのですが、実際には日本のスカイツリーのように「あ、見えた」と言っている人々が多いことは現状です。存在もあるし、存在が市民に浸透していて、そのような議論ができる素地が、整っていると感じています。ですから私たちは、横浜という街をみんなで考えていく活動をしていかないといけないと思っています。もう一つは、これからの横浜がどのようにシフトしていくかを考えていかないといけないと思います。「OPEN 化」のように、議論を開いていって、色々な人と取り込んで色々な人と、横浜ならで