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活動報告書

16 シンポジウム【スタッフレポート】YCC スクール・シンポジウム:都市を仕掛ける「 ヴェネツィアに学ぶ都市の思想と文化の仕掛け」を、3月16日に開催しました。当日は、200名を超えるお客様が聴きに来ていただきました。会場となるヨコハマ創造都市センター1階ホールが人であふれるほどの盛況ぶりでした。パート1では、陣内秀信氏と樋渡彩氏がヴェネツィアの都市空間について、ヴェネツィアの都市の歴史も交えながらご講演くださいました。それにつづき、ヴェネツィア建築大学学長で、ヴェネツィアビエンナーレ財団の立役者である、アメリーゴ・レストゥッチ氏によるご講演をいただきました。ヴェネツィアビエンナーレについてのご説明をはじめ、ヴェネツィアの文化創造についての大変貴重なお話をうかがうことができました。パート2では、2つのディスカッションが行われました。一つめのディスカッションでは、まずは3名のパネリストによるプレゼンテーションが行われ、山出淳也氏、相馬千秋氏、伊藤香織氏の、ご自身の実践されているプロジェクトをご紹介いただきました。山出氏はBEPPU PROJECT を中心に、相馬氏はフェスティバルトーキョーを中心にお話いただき、伊藤氏はご自身が研究されているシビック・プライドについてのお話をいただきました。その後、五十嵐太郎氏も交えてのディスカッションが行われました。パート2の二つめのディスカッションでは、モデレーターの南條史生氏を中心に、レストゥッチ氏、北山恒氏、吉見俊哉氏によるディスカッションが行われました。パート1でのヴェネツィアのお話や、一つめのディスカッションにおける日本で見られる活動を総括するような、日本の都市が魅力を持ちながら生き続けるための、これからの都市のありかたについての活発な議論がなされました。5時間半という長丁場のシンポジウムでしたが、非常に熱心に聴く参加者が多く見られ、また、参加者からの質問を交えながらのディスカッションも熱気あるものとなりました。イタリアからお越しくださったレストゥッチ先生も、非常に気さくに熱心にお話いただき、参加者からのご質問に対してもひじょうに丁寧にご回答いただきました。日本においての都市を生かし続けるための、これからの都市のありかたや仕掛け方についての結論は、本シンポジウムのなかで結論を見出すところまではいきませんでしたが、それでも、パート2の後半のディスカッションでは登壇者たちが何か結論を見出してみよう、という一体感が見られ、次につながるような会となりました。(岩井桃子)写真4点すべて:ゆかい撮影