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108ロダイの稚魚が上がってきたり、かもめも勿論たくさん飛んでいます。トンボが孵化しているのを係留ロープのところで見かけたりすることもあります。大阪府さんが地引網体験なんてものもやられています。1回やると15種類ぐらいの魚が一度にかかることがあるそうです。大阪の川は汚いと、道頓堀の最近の報道で非常に悪く言われてると思いますが、そんなにひどくないということをお伝えしたいです。だから、景色プラスこうした生き物もいて、川鵜がウナギを食べている場面を見ることのできる運がいい方は、年に1組か2組はいらっしゃいます。大阪では特に橋が低かったり水路が狭かったりということがやはりありますので、そういう自然条件と、プラス作業船などの色々な船が共存するためのルールがあります。防災面など色々な意味で、都心部にも水門がありますが3日前に何時に通過する旨を伝えて予約を入れないと通ることができないシステムになっています。無料で通ることはできますが。確か荒川のロックゲートは、行ったら開けてくれると思います。尼崎のロック「アマロック」も行ったら通すという仕組みです。なぜ大阪では3日前に予約しなければならないかというと、道頓堀にはすれ違うのが難しいサイズの船が来ることもありますので、お互い何時にここらへんに入るという情報を各船で共有できてないと事故になってしまうこともありまして、3日前までに各船が時刻をそろえて安全に行き来しましょうみたいな、色々なルールができています。東京のように屋形船が何百隻とあるわけではなくて、1年もやっているとお互いの顔が分かってきて、「あそこの船はこういう走り方をするな」「あそこの船はここでUターンしたがるな」ということを共有できるということは、最初は非常に慣れないです。吉崎が色々なところからクレームが来たことと同じように、私も御舟かもめを始めたときに「何や、おかしな船作って、何を」という電話はバンバンかかってきました。でもその分、馴染んでしまうと「いや、兄ちゃんこうやったほうがいいよ、ああやったほうがいいよ」と言ってくれるというのは、もしかすると大阪的なやりやすさというか、面白さなのかもしれません。御舟かもめ 理想と現実中野同業者があいかわらずいないので、せめて個人でもっと川を楽しんでくださる船が増えるといいなと思います。まだ、桜の時期に船が増える程度です。自分たちも、もっといろいろなクルーズをしたいですし、はっきり言って、小商いもいいところで、自転車操業です。私たちがそろってここに出てくるなんでとてもじゃないけれどオンシーズンではできないことです。ビジネスにしたいのですが、やはり第一にはチャンネルを開かなければならないと私は言っています。「川、いいよね」「川、気持ち良さそうだね」とは皆さん言いますが、やはりいざとなると出てこられない。寒いんですけれどそれが良さなんです。二つ目は、水辺と水上との間に高い壁があること。水辺、川沿いにテラスができました。公園でマーケットをやりますというところまで、そこが大事なんですが、人が来るところまではだいぶ来ました。皆さんもご存じだとは思いますが、柵を乗り越えるというのは非常に壁が高い。なんでこんなに柵を作っちゃったんだろうというほどです。柵があることには決まりがあって、200年、300年船を走らせていらっしゃるかたがいらっしゃいますのでそういう方々の事業も損なわずにやらなければいけないと、慣例など色々なしがらみもあります。橋が高ければ200人乗りの大きな遊覧船など大きな船も都心部までつけられますが、そう簡単には行かない現実があります。チャンネルを開くためにはバリエーションを増やしていくことかなと思っております。サップスタンドアップパドルをやられている方が正月にも大阪で見られました。また、早朝や深夜というのは魅力的な景色で、私たちも「大阪ボーテル」という名前で夜通し走ります。イギリスみたいに何時間か停めさせてくれる桟橋があればそこに停めますが、停めることができません。私もずっと操縦していたくないのですが、停められないので諦めて走り続けるという企画をやっています。本当に走り続けるんです。8時間ぐらい。もちろん船長交代しながら休みます。でも、夜中なのできれいな景色が見えます。あとは、自転車に興味のある方が船に乗ってくれたり、船に興味のある方が自転車をやったり。オランダでは船に自転車を載せて走る事例があります。吉崎が自転車でガソリンを運んでいたというのと同じ状況で、私も大きなリヤカーを買ってそれを自転車の後ろにくくりつけて引っ張ってガソリンが入った缶を運んでいます。怪しいので職務質問をされたこともあります。しかも、船を停めてあるような場所ってだいたい暗いです。そう思うとしんどいです。それから、モラルの問題があると思います。自由です。グレーゾーンが多いので決まりがないし罰則がないのであればこれだけやれるじゃん、ということになってしまうと、無動力の船は引き波でひっくり返っちゃうという問題もあります。また、イベントや、川沿いの施設ももちろん大事ですし、必要だと思いますが、それらを支える裏方の面がもっと充実してきたら役所などの考えも変わってくるのかなと思います。大阪には水上保安協会という業界団体があって、20年くらいの歴史がありますが、NPO として活発に活動し出したのは、この5年ぐらいです。大阪府と大阪市がばらばらに管理していた船着き場を、水上保安協会が受託して一括管理しています。水門などを開ける時刻などの時刻表やどの船がどこを走ってるか等の情報が毎日、この水上保安協会から発表されます。こういう情報を共有できるというのは、個人の方や、新規の事業者の人でも入りやすい環境になってきているのかもしれません。当初は係留場所もあまりなくて、なので、都心部から1時間ぐらい港のほうに走った造船所のおじさんに「申し訳ないんですけど、そこの横につなげてさしてもらえませんか」と言って頼み込んで係留させてもらいました。今、一企業とか、一個人が河川法をクリアして河川を専用しようと思っても、できないです。だから、水都パートナーズやそういう公の団体というのは、非常にありがたい存在なんです。ついに、一昨年、水上安全協会が受託して、大阪府の河川を船が係留できる場所