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概要

活動報告書

101ともいわれています。当時は「大(だい)大阪時代」といわれるほど、今よりも人口が多く、最も反映した時代です。この時代になりますと、1937年に御堂筋が拡幅され、大阪のミナミとキタに鉄道のターミナルがつくられ、まちの軸が徐々に南北方向に変わってきます。南北方向に変わってきつつ、鉄道や自動車の普及で水運があまり使われなくなってきました。戦後の1948年は堀や川がまだ残っていましたが、高度経済成長期には一気に埋め立てられて今ではわずか一部しか残っていません。一部しか残ってなくて「なんで『水都大阪』やねん」と言われることもあります。しかしながら、町なかに「ロの字」型の掘や川がまだ残っているんです。大阪城の外堀である東横堀川、これは秀吉が掘ったという話です。グリコの看板で有名になったり、飛び込む人で話題になる道頓堀川は、1615年に開削された堀で、ちょうど400年たっています。他にも木津川や、中ノ島を挟む堂島川や土佐堀川も残っていて、こうした堀や川に対して大阪府と市が、何か魅力を付けていこうと動きをすすめている状況です。俗にいう「準則特区」のエリアでは、河川地域で船が係留できたり、にぎわい施設を作ることができるなどの規制緩和がなされており、そうした規制緩和のエリアを大阪府と市がつくりました。中之島公園や北浜テラス、八軒家浜、中之島バンクス、道頓堀のリバーウォークなどもあります。大阪府・市では大正区の水辺に特区を作っていこうと、水辺をさらに利活用しやすい状況をつくっていこうと、順次広げていこうというスタンスで今、話がすすんでいます。2000年頃から、道頓堀のとんぼリバーウォークなどちょこちょこと整備がすすめられていました。橋下府知事時代に代わった2008年には水辺活用がさらに加速され、「イベントもやらなあかん」という話が出てきて、52日間の水辺のイベント「水都大阪2009」が開催され、イベントはその後も繰り返されています。一方で「恒常的なソフトの魅力も水辺にないと結局誰も使ってくれないな」というような話が出てきまして、2013年春に私どもの組織「一般社団法人 水都大阪パートナーズ」がつくられました。ちなみに、御舟かもめさんは2009年の「水都大阪2009」ぐらいから波に乗っている感じです。ちゃんと風を読んでいるというか、しっかりタイミングを踏んだ事業化のスタートラインといえるのかなと思います。水都大阪パートナーズの取組み大阪府知事の松井氏、大阪市長の橋下氏、「関経連」や「経団連」など経済三団体の長などからなる「水と光のまちづくり推進会議」という組織のトップダウンで魅力を発信できるようにしようということで、「水都大阪パートナーズ」という組織がつくられました。「水都大阪パートナーズ」は公募で選ばれ、4年間の時限組織です。現在は2年弱経過して、まだ2年あります。また民間組織だけでは進みにくいだろうという話があり、大阪府市職員から構成される「水都大阪オーソリティ」という組織をつくって、パートナーズから提案されたものを実現可能性について検討したり、他部署との調整を図る組織もあります。行政は複雑多岐に分かれている組織ですので、私どもの組織には府・市へのコネクションをもつメンバーが状況に合わせつつ、このような組織形態で活動をしています。このような状況ができた背景には大阪府と市の関係がもともと良くなく、それを大阪では「府市(ふし)合わせ」と揶揄していました。そんな状況がずっと続いてたんですが、知事や市長が代わり、このような組織が生まれ、水辺の魅力を発信できるような状況になり、そういう状況をうまく使いながら自分たちのやりたいことができればいいなと考えています。昨年はこのような組織で運営し、2期目の今年度(平成26年度)は企業からの出向が入る大きな組織となっています。東京や横浜でも名前を聞くような有名な企業でして、その方々と一緒に水辺のあり方を検討しています。今年度の基本方針は「イベントから日常へ」です。「水都大阪フェス」を毎年開催してますが、イベントの開催だけでは何も残らないだろうという話があり、実際、大阪府・市の財政の部署からも、イベントの予算を削減するという話もいただいたりしてますので、「我々がやりたいのはイベントではない、まちづくりなんです」、「事業者がどれだけ水辺やオープンスペースを使って事業をしていただいたり、地域の魅力を発信していただいたりするような状況を作っているかが勝負じゃないのか」という話だと考えていますので、「イベントから日常へ」という話をしています。主に中之島公園と中之島GATE を中心に活動をしてますので、そのあたりの事例を説明させていただきます。水都大阪パートナーズの基本方針「イベントから日常へ」というなかで、イベントとは社会実験による規制緩和と行政調整を一手におこなう手段になります。この手段を踏まえつつ、日常の魅力を発信していきたいと思っています。イベントは地域や企業へのプロモーションのきっかけにもやはりなってまして、発信と規制緩和の手段を踏まえたイベントの作り方を我々はしています。イベントごとに水辺の魅力を上げることをめざし、水辺の維持しなければ駄目なところは日常化を踏まえた取り組みをしているところです。2014年は「水の都の夕涼み」という、水辺の魅力を恒常的に発信する取組を行いました。今年は大阪のまちづくりが始まって400年という節目の年でして水都大阪フェスを行おうと予定です。水辺の魅力をより恒常的なものにするため、水辺版のエリアマネジメントも考