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98なんですね。水辺に柵がないというのが景観的に、空が広く感じられていいなと思います。日本でもこういった水辺を生かして面白いことができるとか、そういった仕掛けを考えているのかなと一つお聞きしたいなと思います。経験上、こういったことができるということがあったらお聞きしたいです。岩井 私がアムステルダムに行って感じたことは、柵がないということと同時に皆さん水辺をすごく使っていることです。水辺を使いこなしているなという印象が強くて、自分も日本でいろいろボートに乗ったりとかしてますけど、やはりもっと水のことを考えるのであれば、無理やりと言うと変な言葉ですけども、自分自身も意識的にどんどん水に近いほうに足を向けていくというのが重要かなと思っています。たとえば好奇心で船に乗るとか。船に乗るには結構お金がかかるんですけれども、それでも船に乗ってみる。船から見える景色を自分の中で体験してみるというのが重要じゃないかなと思います。和田 デンマークに行く前、私は横浜のまさしくこの近くに住んでいました。横浜が大好きで、やはり水辺に近い所に住みたいというのもありました。あと犬を飼っていたので犬を散歩するには公園が近いとか、自分なりに散歩を楽しむことができる場所を探して、横浜を選びずっと住んでいました。その後、デンマークに行き、日本に戻ってきてからは、仕事の関係で山形に5年間住んでいました。しかし山形市には海や水辺がなく、山に囲まれていましたので、なんとなく息苦しさを感じていました。結局、休日の過ごし方やフリータイムの過ごし方が、水と結構深く関わっているんじゃないかと思います。ヨーロッパではデパート等のお店は、日曜日は完全に休みですよね。そうすると彼らはどこに行くのかといいますと、やはり家族と公園に行くことが多いです。あと、物価が高いのであまりお金は使わないですね。そうすると、ちょっとしたお弁当じゃないけど、食べ物を持ってどこかに行くんです。そのどこかというのがデンマークでは水辺です。日光がいっぱい差して、家族と一緒に水を見ながら、本を読んだり、パンやお菓子を食べている光景がよくみられます。そういう意味で多分、水辺の空間が有効に利用されているのかなと思いました。それは私が犬を連れて行きたい場所を選んでいるのと同じように、水辺を大切に考えている、ということではないでしょうか。公園で裸になっているひとがデンマークでは見られるように、水辺でも割とみんな裸になってます。ブラックダイヤモンドと呼ばれる図書館においても天気のいい日は水辺にいすが並んでいて、外で本を読む人がすごく多いです。それから、大学の新校舎も水辺が近かったように、学生がちょっとたまってグループで話をする場も水辺にデザインされています。新しいメトロの駅にデザインされた水辺は、逆にあまり使われていません。そこは通勤エリアになっているので、通勤で乗り降りする人がそこの駅を使っています。なのでそこへわざわざ行って家族でお弁当を食べる場所にはなっていません。あまり有効活用されていない事例ですね。横浜にも魅力的なショッピングセンターがありますが、ちょっと疲れたらベンチで座ることができるように、水辺を有効活用したらいいのではないでしょうか。岩井 そうですね。ライフスタイルの中に水が入っているのは重要ですよね。確かにベンチに座って目の前にちょっと水があるとホッとしますよね。そんなところでそろそろ時間が来ました。和田さん、ありがとうございました。和田 ありがとうございました。